海外というチャンス
昨日、中間発表が終わった。
あっという間の前期だったと思う。A4の100枚ノートを全て実験データや内容で使い尽くした。誰よりも早いペースで。あんまり意味のないことだろうけど、日々の中で「今日は何枚使うぐらい実験する!」と決めてやったことと、月目標と前期目標を早々に決めたのもよかった。
おかげで発表は完璧。もともとプレゼンもすごい上手いと評判なことに加え、前期中に大きな結果としてデータを出せたのが非常に大きかった。
試行錯誤で始めた研究だったかもしれない。今でもそうだ。何せ立ち上げだ。でも大きなバックアップがついていたからこそ、この結果は出せたのだとおもう。
この前企業の人も含めた会議でプレゼンした時にグループ長である私の教授が言っていたことだ。
「このプロジェクトは過去最大の資金と、日本の威信をかけたプロジェクトです。それぞれがそれぞれの役割を果たして行かないと達成できません」
俺は自分の役割を今期果たせたと思う。
飲み会で教授に言われたことがあった。
「フランスいってみれば?」
何故フランスかというと私の研究で用いるNMRというのはフランスがかなり強い。というか固体化学はフランスが強い。そこには世界でも超有名な教授があり、その人はラボというか研究所をもっている。そこに一ヶ月言ってこいと言われた。
「英語いける?」
と言われた時、周りが「こいつTOEIC900点ぐらいですよ!!」とかなり後押ししてくれた。まあ900もいってないが。すると教授が
「じゃあお金出してあげるから勉強してきなさい」
といってくれた。飲み会の席だからかもしれないが、非常に光栄なことだと思った。
そして海外に直接的な理由ではないが、海外に行きたいとおもっていたから
1、研究でNMRという研究者としての非常に武器になるツールをつかいこなし
2、日々の中で英語の勉強をかかさなかった
という2点が身を結んだのだ。
冗談でもいい、自分はその準備が認められたと心の底から嬉しかった。
後期からポスドクの人もその研究所に行くので、一応その人についていくというわけだが実現すれば嬉しい。
これからも頑張っていきたいと思う。